むらむらのブログ

都内に通う大学生です。ふと思いついては書きます。

【政治】黒川検事長辞任の何が問題か

こんばんは、むらむらです。

最近は急に暑くなって高校時代の体操着短パンが部屋着として大活躍していることと存じますがいかがお過ごしでしょうか。

そうお過ごしでしょう。







今日は先日、週刊誌にすっぱ抜かれて辞任をした前東京高等検事長の黒川弘務氏についてお話したいと思います。


問題点はズバリ3つ


①緊急事態宣言中の自粛要請期間に複数回賭け麻雀を行っていたこと



②メディアを動かす新聞記者と麻雀を通して深い繋がりがあったこと



③麻雀のかけレートはテンピンまでOK




①は国民の意見もほぼ同じだと思いますし③に関してはネタなので、今回は②の重大さだけでも知っといていただきたいです。




①緊急事態宣言中の自粛要請期間に複数回麻雀を行っていたこと

この点がメディアでは1番大きく報道されました。

要は、「検事長が賭博はおかしいやろ、しかもみんな自粛してんのに検事長が自粛してないのおかしいだろ、こんな人を法解釈を変更してまで検事長の任期を延長した与党はおかしい」




ということです。どうして逮捕されていないのか?(5月23日現在)、賭博罪にあたらないのか?ということも含めて③で触れます。



自粛期間に麻雀するなよ、という意見については芸能人が不倫して叩かれるなどの貞操観念からくる当該人に対する憎悪や嫉妬、又は「世間」の空気を気にする日本人の意識から来るものと似ています。




「”普通”はそんなことしないよね」、「”自分”は我慢しているのに、、」


こんなやつです。



中の人も同じ意見です。こちとてゲームの麻雀で我慢してんだわ!!”普通”はそんなことしないよね!!!”自分”は我慢してるのに!!!!!


②メディアを動かす新聞記者と麻雀を通して深い繋がりがあったこと


これまあまあやばい案件。

新聞記事によると、
・数年前から月に数回のペースで賭け麻雀
産経新聞記者と朝日新聞社員の元記者と賭け麻雀
産経記者が手配したハイヤーで移動
・2人とも黒川氏の取材担当経験があり、旧知の間柄だったという(読売新聞5月23日朝刊より)


自分の記事を書く記者と月に数回麻雀する仲ってどんな仲???
旧知の間柄って、記者の方々もかなりの年齢ですか??だとすれば管理職レベルの人、、??


日本の行政(半分司法※)を司る管理職の人とメディアを担う人が繋がってるって恐ろしいですよね、、


学校の制度で言えば生徒会と教師と広報委員会が癒着があって学校新聞や放送内容に影響がある、みたいな感じでしょうか。
独立を保つことが求められているのでまあまあ重大案件ですね。


全てを例えることが難しいので中途半端な例示になりましたが分かりにくかったらすみません。


※ 日本の検事のシステムが果たして三権分立と言えるのだろうか?という議論は割愛します。一応行政と断定出来なかったのでこのような表現になりました。







③麻雀の賭けレートはテンピンまでOK


テンピンとは1000点100円のレートのことを指します。黒川氏はこのレートでやっていたようです。


黒川氏の記事が出た際にTwitterのトレンドに漫画家・タレントの蛭子能収さんの名が挙がっていました。


蛭子さんといえば数十年前に1000点200円のいわゆるテンリャンピンで賭け麻雀していたところ、現行犯逮捕されました。



今回の件でこのまま黒川氏がお咎めなしだと、賭け麻雀はテンピンまでセーフ!ということになりそうです。




そもそも賭博罪とはなんでしょうか。大学ではこんなことしたら怒られますがここでは大したことないのでWikipediaから引用します。



賭博をした者は、50万円以下の罰金又は科料に処せられる(刑法185条本文)。ただし、一時の娯楽に供する物を賭けたにとどまるときは不処罰とされている(刑法185条但書)。常習賭博罪と区別する目的で、単純賭博罪とも呼ばれる。 (Wikipediaより)




この「ただし、一時の娯楽に供する物を賭けたにとどまるときは不処罰とされている」との文言があります。これが不処罰の要因でしょうか。


ぐるナイのゴチもこれに当たりますね。




まあ、逮捕されたとしても法務省の管轄下の検察が不起訴って言ったら当然裁判にもならないわけで、処罰どうこうのステージにも立てないわけです。そう考えると今回の件も恐ろしいような。。。


日本の政治制度についてはまだまだ僕自身も勉強不足なので、しっかりお勉強しておきます。


というわけです。そうと決まったら麻雀の勉強するとします。





おわり